姉妹と読書と父の期待
3歳になったばかりのお姉ちゃんともうすぐ2歳の妹ちゃんがいます。
育児本なんかいろいろ読んでおりますと、子どもに本の読み聞かせしてあげましょう、なんてことがよく書かれています。
僕自身も本好きですし、なにより子供を膝にのせて本を読んであげている優しいパパ、などという絵面にそれなりにあこがれもありまして。
上のお姉ちゃんが半年くらいになったころからいろいろ買いました。
最初は本というかオモチャというか、触ったらもふもふしている感触の本とか、開けたらクラフトが立ち上がってくる手合いの(これは残念ながらすぐ壊されてしまいましたが)や、動物の図鑑なんかも買いました。
平積みしてあった”ごぶごぶ ごぼごぼ”や”しろくまちゃんのほっとけーき”なんかも。
個人的に読んでて面白いというか、雰囲気が良いなと感じたのは”おやすみなさい お月さま”でしょうか。
こうさぎちゃんが寝る前に、周りにあるものみんなにおやすみなさいを言いながら、だんだん部屋が暗くなって…という内容です。
夜寝る前に読んであげてるとすごく落ち着くというか、自分では歌えませんが、なかなか良い感じに子守唄を聞かせてあげている感じになります。
かのオバマ大統領も子供のころ読んでいたそうで、おすすめですね。
あと酒井駒子さんの”よるくま”も好きです。
ある坊やのところに迷子のこぐまちゃんが訪ねてきて、いなくなってしまったお母さん熊を夜の街に一緒に探しに行くというストーリーです。
絵がとても可愛らしくて、でも夜の街はとても不安で広くて寂しくて、その中でお母さんを探して頑張る小さな子供たちを、とてもいとおしく感じます。
…といろいろ買いましたが、正直お姉ちゃんも妹ちゃんも全然読んではくれませんでした。
膝にのせて読み聞かせしてあげても、適当にさっさとページをめくってしまったり、ページびりびり破いて遊んでしまったり。
せっかく買った本棚に、見向きもされなかった本たちがいっぱい突っ込まれているのを見て、まぁこれも初めての子育てあるあるかななどと考えていました。
でも子どもってなんか急に変わるものですね。
3歳になったあたりで、お姉ちゃんが夜寝る前に本をもってとことこやってきて、「お本読んで」と急に言うようになり、それを見て妹ちゃんがまねしてページを開いています。
何だか期せずして、念願の”子供を膝にのせて絵本読み聞かせ”ができるようになりました。
(正直申しますと、早いとこ寝てもらいたいのに3冊くらい持ってこられると正直…なころも若干ありますが(小声))
うちのお子さんたちの蔵書の中でも、大人が読んでも楽しめる本も結構ありますので、またご紹介したいと思います。