電動アシスト自転車の購入のこと①

こんちには

 

我が家には電動アシスト自転車が一台あります。

こちらパナソニック ギュットクルームEX。

 

電動アシスト付き自転車

頼もしい

(雨除けの透明のカバーは社外品です)

 

買ったのは去年ですが、その時は西宮北口のダイワサイクルさんでいろいろ乗り比べてみました。

我が家は子供を2人乗せる予定でしたので、写真のような3人乗りタイプのものを探しました。

ですので以下の記事も、基本的に子供2人乗せの自転車について書いています

 

 

――では以下覚書より。

 

 

 

⦿自転車屋さんに行く前の予備知識

 

子供載せ自転車には、基本的な型として後ろ乗せタイプ前乗せタイプの2種類があります。

後ろ乗せタイプは、後ろにチャイルドシートがついていて、前にはかごがあります。

前乗せタイプは、写真のように、かごの代わりにハンドルの間にフロントチャイルドシートがついています。

 それで、我が家のように子どもを2人乗せる場合は、次の2パターンのどちらかを選択することになります。

 

1. 後ろ乗せタイプの自転車に、フロントチャイルドシートを追加する

メリット

前に買い物かごがある。

子供を乗せなくなったら、チャイルドシートを外せば見た目普通の自転車として使える。

デメリット

フロントチャイルドシートはハンドルの後ろに取り付ける形になるので、大柄なお父さんだと運転が窮屈かも。

また、子どもが大きくなってきたり荷物をたくさん積むと、ハンドルがとられて不安定になる恐れがあり。

 

 2. 前乗せタイプの自転車に、リアチャイルドシートを追加する。

 メリット

フロントチャイルドシートがハンドルの軸の上にあるので、子どもの体重でハンドルがとられにくく、運転姿勢が安定する。

 フロントチャイルドシートが大きいので、比較的子どもが乗せやすく、ホールド性も高い。万が一の転倒時も、より安全に子供が守られます。

すっぽり包み込むような形状なので、オプションのカバーを取り付ければ、雨の日でも濡らすことなく載せられる。

デメリット

買い物かごが無いので、荷物がある時に困る。

(ハンドルに荷物をぶら下げるのは、子供の体重も相まってすごい不安定になるので、ダメ、絶対(実感)。保育園のカバンは、子供たちに斜め掛けして持たせています)

子どもを乗せなくなったら、チャイルドシートを荷物かごとして使うか、オプションのかごを買うか。

普通の自転車とはハンドルの形からして違うので、ここら辺は好みの問題です。

 

 

――自転車屋さんに行く前に、大体どちらのタイプにするかは決めていくと良いと思います。

一番の違いはかごの有無ですが、子どもを乗せたまま買い物に行く予定があるかないか、にかかってきます。

頻繁に行くことが予想される場合は、やはりかごが有るタイプでないと超不便です。

子どもに持たせると、小物をボロボロ落としますので危ないです。

 

我が家は保育園の送迎時には買い物をせず、休日に買い出しに行くときは、もう一台の普通の自転車の方を使うことにしました。

ですので、乗りやすさ・安定性をとって、前乗せタイプの自転車と決めました。

 

――ちなみに、

前のチャイルドシートは、1歳以上4歳未満、身長100cm以下、体重15kg以下

後ろのチャイルドシートは、1歳以上6歳未満、身長115cm以下、体重22kg以下

が制限です。

 

またさらに余談になりますが、道路交通法車速によってモーターがアシストできる最大量(マックスでこぐ力の2倍まで)が決まっていて、これは各社共通になります。

ですので、アシストしてくれるパワーはどれを買っても同じなのですが、どのように補助するかでメーカーごとの性格が出ます

 

一番不安定になる発進時に強めに補助する、とか発進時には穏やかにサポートして、ぐんぐんスピードが乗ってくるタイプ…とか。

特に発進時の挙動は好みがありますので、自転車屋さんで実際に乗せてもらって確認することをお勧めします。

 

 

⦿ブリジストン(bikke)の特徴

 

両輪駆動に特徴があって走りがパワフル。走行性能に自信あり。長距離、長時間乗る人にはお勧め。

ただし、両輪駆動・回生充電(ブレーキで充電)・カーボンベルト駆動の設定があるのは後ろ乗せタイプのビッケ・モブのみ。

前乗せタイプのビッケ・ポーラーにはこれらの機能はありませんので、ご注意ください。

ビッケ・モブに子供を2人乗せる場合のフロントチャイルドシートは、ハンドルの後ろに設置するかたちになります。

 

停車時の前ハンドルのロックは手動式で、これはちょっと残念なところです。  

 

 

⦿ヤマハ(pas)の特徴

 

ブリジストンと対照的な漕ぎ出しのアシストのマイルドさ

実際乗ってみますと、確かにおとなしめの出足でした。

といってもパワーが無いというわけではなく、アシストの効き始めのちょっとしたフィーリングの差、程度の感じです。

坂道などの路面状況によって、自動的にアシスト力を強に変更するスマートパワーモード。

さらに急な坂など、より強い補助を必要とする状況では、最大1.5倍にアシスト範囲を拡大。

…のように、実用上アシスト力に関しては不足はないようです。

公式ページでは、35%の急坂を腰を落としたまま登っている動画がありました。

 

電動アシスト自転車は初めてで、電動ってどんなだろ、子供載せてるしちょっと怖いな~という初心者ママでも安心です。

専用設計のフロントチャイルドシートコクーンルーム」は、前カバーが前後にスライドして、子どもの前面をしっかり防御、かつ乗せ降ろしも簡単。

また、これは個人的な感想になりますが、カラーバリエーションがいっぱいあって、デザイン的に一番かわいいなと思ったのがヤマハでした。

奥さんの推しがこちら。

ヤマハpas

 かわいいは正義苺ましまろ並感)。

 

また停車時のハンドルロックは、スタンド連動式です。

スタンドを立てたら、自動的にハンドルが固定されます。

 

――ちなみにアシスト自転車に関してはヤマハブリジストンは共同開発関係にあり、車体はブリジストン、バッテリーはヤマハの製作となっております。

ですので、両社ともその2点に関しては同じものです。 

 

 

⦿パナソニック(ギュット)の特徴

 

こちらは上の2社と違いメインが電機のメーカーです。

ですので、バッテリー容量と付属電装パーツの豊富さに特徴があります。

家電でおなじみエコナ搭載で省電力にも強いです。

またギュット・EXにはラクイックという機構がついています。

これは手元の電源スイッチをオンにすると、後輪のサークル錠が自動で解除されるというものです。カギはカバンに入れておけばよいので、いちいち取り出す必要がなく、とてもストレスフリーです。

 ハンドルロックは、ヤマハと同じくスタンド連動式です。

 

 

 

⦿基本スペック比較

ビッケ・ポーラーe

・バッテリー容量:15.4Ah(フル充電4時間)

・1充電当たりの走行距離目安:標準モードで63km

・車体重量:30.8kg

・タイヤサイズ:(フロント)20x1.95(リア)20x2.125

 ・車体サイズ:(L)1760mmx(W)590mm

・メーカー希望小売価格:143,800円(税抜き)

 

PAS Kiss mini un SP

・バッテリー容量:15.4Ah(フル充電4時間)

・1充電当たりの走行距離目安:スマートパワーモードで59km

・車体重量:31kg

・タイヤサイズ:(フロント)20x2.125(リア)20x2.125

 ・車体サイズ:(L)1720mmx(W)580mm

・メーカー希望小売価格:146,000円(税抜き)

 

ギュット・クルーム・EX

・バッテリー容量:16.0Ah(フル充電4.5時間)

・1充電当たりの走行距離目安:オートマチックモードで60km

・車体重量:33.3kg

・タイヤサイズ:(フロント)20x1.95(リア)20x1.95

 ・車体サイズ:(L)1790mmx(W)570mm

・メーカー希望小売価格:165,800円(税抜き)

 

 ――と、まぁほとんど一緒です。

ギュット・クルームが少しお高いのは、前述のラクイックが組み込まれているからだと思われます。

 

 以上少し長くなりましたので、次回に続きます。